皆様こんにちは、武藤頼胡です。
よりコラム〜終活のお話し〜4回
5月5日は子供の日でした。
うちの孫も初節句でしたので正しいおばあちゃんとして、五月人形と名前旗、衣装はもちろん買って送っています(笑) 鯉のぼりに兜人形、菖蒲湯に柏餅・・・なかなか準備も大変ですが、日本の通過儀礼と共に年中行事も大切にしていきたいものです。
先日、母のお墓参りに行きました。
色々と報告があるのと母の日だったのでちょうど良いのと三島、沼津に用事があったからです。
とはいえ、平日なので、色々な用事を詰め込みました。その合間に行こうと出発。まず東名高速でトラックが積載物を道路に落とすという事故渋滞で元々の約束に大幅に遅れる・・・。よって、その後のお墓参りも遅れること決定なのに、急用でオンラインMTG入る。お線香もお花も運転もお任せしてMTGしながらの移動。
母のお墓につく。結局、お墓にいられる時間は10分くらい。急いで玉砂利の地面で足が埋もれて歩きにくいのがもどかしい中、桶に水を入れ、お花の包装をとり、お墓参りしようと10秒で着くお墓に行くと、「誰かいる」 ん?あれ?このお墓じゃない?!と声に出して「あれ〜?」と言うと、亡くなったおじさん(母の再婚相手、異父のこと)に似た方が「ここのお墓?」と尋ねられた、すぐに「あ、おじさんの弟さんだ!」と思い出し「久代の娘です」と伝えたら、「久しぶりだねぇ!元気そうで何より」と言われる。私がえっと。。。と言うと察したかのようにご自身の名前を言ってくださった。そう名前までは思い出せずでいたのだ。最後に会ったのがもう13年くらい前で、私の印象はずいぶんと歳をとったなと思った。
妹も亡くなったんだよ。そうなんですか、何も知らずにすみません。
たまにくるの? はい、時折になってしまっていますが年に1回は来ています。
そうか、ありがとね!とお礼を言われる。なんか寂しそうな笑顔だった。墓誌を見たらもう一名女性の名前が増えていたので、尋ねたら、「私の奥さんが亡くなったんだよ、もう7年くらい前だよ」とのこと。
時々きてはお墓の掃除をして、しきみも根つきのものにしていつでも枯れていないものがあるようにしてくれたとのこと。
「俺もあとは逝くだけだから」と笑いながら言うので私は咄嗟に「まだまだ役割ありますから」と伝えた。そして「そろそろお暇します」と言い立ち去ろうとすると、更に「ありがとう」とおっしゃる。
「どうぞお元気でいてください」と心から思った言葉が出た。特にお互い連絡先を聞くこともなく、笑顔で別れた。1分違っても会えなかったし、朝のアクシデントがなかったら、オンラインMTGが入らなかったらお会いできなかった。
きっとこれってご縁だよなぁ、弟さんが心配で私に会わせたのか、私にも血のつながらない親戚もいると教えたかったのか。お墓参り来て本当によかった、と思った。人生振り返ると大波ばかりだけど、そこを評価することなく、距離をあけることも詰めることもなく居てくれる人ってありがたいよなぁと偶然あったおじさんのおかげさまで、なぜかそういう方々の顔が浮かび更に感謝が溢れた出来事でした。
お母さん、ありがとう。
あ、あまりにも時間なくて手を合わせた時間が数秒になってごめんね!も伝えておきました😁
また来るね!